電力自由化!静岡の電気はどこと契約したらよいかを考えてみる(2)静岡ガス

第2回は静岡の地元エネルギー会社の静岡ガスです。4月からの電力自由化に続き、来年にはガスも自由化され、家庭で利用するエネルギーを自由に選択できることになります。家庭での調理、お湯や暖房の「熱」利用については、電気よりもガスの方が効率が良く、原発の夜間余剰電力前提のオール電化より、現状ではエコであるともいえます。

■電力自由化でガス会社を選ぶメリット

都市ガス会社はエネルギ-会社ですので、通信会社や旅行会社の新電力と比較すると次のような強みがあると考えます。都市ガス会社にとっては、総合エネルギ-企業として大きく伸びるチャンスでもありますが、ガス自由化を睨んだ守りの戦略も必要になります。

  • 天然ガス火力発電、コジェネレーション等の発電設備を持って、自社で安価な電力を供給できる
  • 地域のガス器具販売店が、点検や故障対応等で各家庭をサポートしており、信頼感がある
  • ガス料金と合わせたセット割を設定できる
  • 家庭用燃料電池、ガス発電等と合わせた柔軟なセットプランが設定できる
  • 電力会社と同様、エネルギーインフラ企業としての社会的責任をガス会社は自覚している

■静岡ガスの電力プラン

件は前回と同じです。表の中は年額合計以外は月額金額です。再エネ賦課金と燃料調整費は含んでいません。

条件:従量電灯B(50A) 年間4800kwh(月400kwh) 都市ガス利用、オール電化ではなく、太陽光発電等は無し

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電力量料金は中電と同額のため、安くはなりません。基本料金で若干安くなりますが、電気だけの場合は、中電のポイント還元の方が大きくなります。静岡ガスを利用していれば、セット割と早期割(2017/2月まで)で中電より月額65.7円お得になります。我が家ではガスファンヒータを使用してますので、ホット割も適用になり年間で中電の倍の3790円お得になります。都市ガス会社ならではのセット割で中部電力よりは割安感があります。電力量料金での割引が無いのは、独自の発電所が少なく、自社での供給ができない事が一因ですが、発電所の計画もあるので将来的にはたぶん安くなるでしょう。また、県東部は東京電力管内となるため、別の価格プランが用意されています。試算はしていませんが、競合の多い東電管内であるので割引率は若干多くなっていると思います。

■現時点では本命

2年間の契約縛り等の期間制限も無いので、静岡ガスを使っていて電料自由化の恩恵を手っ取り早く受けたいのであれば、静岡ガスはお勧めです。東京ガスは新電力切替のスタートで3分の1のシェア(とはいってもまだ5万件ほど)でトップらしいですが、上記の都市ガス会社の強みを生かした戦略が成功していると推察できます。消費者からすればエネルギー会社以外の企業が新電力に参入することや、エネルギーに関係のないサービスとのセット割に若干の「うさん臭さ」を感じますし、電力切替詐欺も出ているようなので、まずは信用のおける企業を選んでおくことは選択肢として有力です。ただし、現状では電力ガス料金の割引のみの発表しかありません。水回りや鍵のトラブル対応を行う「くらしサポート」や、ポイント連携といった付加価値サービスは現状では今後の発表となっています。「くらしサポート」はエネリア(静岡ガスの販売店)で同様のサービスが準備されており、定額化してメニューに加えれば、良い商材にもなると思います。検討が遅れているのか、競合の様子見なのかは分りませんが、これまで通り地域密着型の企業で頑張ってほしい所です。

■詐欺と違約金に注意

たまに訪問販売で「アナログ回線は光回線に変えないとつかえなくなりますよ」と通信会社の代理店(モドキ)がやってきますが、私はADSLで十分です。まあ、キャンペーンだなんだと、半分ウソをついて法外な工事費や押し売りをする悪徳業者が多いのですが、同様の代理店が出てきているようです。自由化は4月1日から始まりますが、電気が止まったり、必ず切り替えたりする必要はありません。じっくり考えましょう。

静岡ガスが本命なのは、契約縛りが現状では無い点です。一回目でもお話しした通り、まだプラン発表されていない新電力も多くあり、選択肢はこれからもっと増えてきます。ライフスタイルによって金額は大きく変わりますので、現状で年間契約が前提で解約時に違約金が発生するプランは、どんなに安くてもお勧めできません。

(記事中のプラン、料金計算は2016年3月時点のものです。詳細は各社ホームページ等でご確認ください)

 

 

 

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