遅い!壊れる!気持ちいい!ホンダビートの素晴らしい世界!(13)バッテリーあがる…

前回メインリレーを直した後、しばらく乗ってなかったある暑い日、久方ぶりにビートに乗ろうかいと思い、キーを回したところ、

キュルキュル…プスッ

”うっ…かからない…いつもの始動不良か?頼むぜおい”と思いながら、もう一度回すと、

キュル…プスッ

こういう時、そこそこ古い車乗っている方は、一瞬のうちにいろいろなトラブル原因が頭に浮かびます。バッテリーあがり?スターター?燃料ポンプ?インジェクター?点火系?キーレスエントリーは動くし、メータのチェックランプは付くので、まずはキーをイグニッションに回してメインリレーのカチッという音と、燃料ポンプの稼働音を確認。ちゃんと音はしてます。さらに回すと、キュ…プスン。だんだんスターターが回らなくなってきてます。ということは、まず怪しいのはバッテリー上がりですな。前回の車検で交換してなかったのと、乗ってないのが原因でしょう。

バッテリー外し

ビートはトランクにバッテリーがあります。なにかするたびに、面倒くさいビートですが、バッテリーへのアクセスだけはカンタンです。

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ステーを外したところ。チューブのついてるプラスティックのフタは、鉛バッテリーが発生する水素ガスを逃がすフタです。ロードスターもトランクにバッテリーがありますが、同じようなフタついてますね。水素ガスが溜まって爆発することがあるそうですが、最近は密閉型のメンテナスフリー(MF)バッテリーも増えてきてるので、その場合は要らないんですが、とりあえず捨てずにつけておきましょう。今ついてるバッテリーは購入時についてた、ACデルコの密閉型MFバッテリー(たぶん新品)42B19Rです。純正は軽量化の為28B17Rというかなり小さいサイズなのですが、最近売ってませんね。寒冷地仕様用なのか、バッテリーのトレイは大きめになっているので、B19Rでも余裕で入ります。

バッテリー充電

外したバッテリーは、KSRのバッテリー充電用に持っていた、アストロプロダクツの2Aスマートバッテリチャージャーで充電します。

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カルシウム(ca)バッテリー非対応です。外したバッテリーはcaバッテリーでした(笑)でも大丈夫です。普通に充電できます。caバッテリーは過充電に弱いので、接続後端子間の電圧が15Vを越えなければ大丈夫。測ると14Vちょっとだったので、そのまま6時間ほど充電して後は走行充電にします。(同じ機器を使う場合は、ご自身の責任でお願いします)アストロのチャージャーはジャンプスタートや急速充電はできませんが、お値段も安くコンパクトで便利です。音量は小さいですが、充電中にインバーターのような高周波音がします。充電終わったら、ビートに戻しキーを回すと無事エンジンかかりました。そのまま近所を1時間ほど走って走行充電です。オルタネータも大丈夫なようです。

バッテリーカットオフターミナル

鉛の開放型バッテリーと比較して、caバッテリーはアルカリ電池のように急にお亡くなりになるケースが多いそうです。今回は充電で元に戻ったので、まだ持つとは思いますが、キーレスやらステレオやらの待機電流もバッテリー上がりの原因になるので、カットオフターミナルを取り付けることにしました。

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近所のアストロプロダクツでB端子用が特売で300円でした。ラッキー!お値段の割に、作りはしっかりしてます。ネジで導通させるので若干接触不良が心配ですが、バッテリ上がり防止のため、毎回端子を外すのはもっとめんどくさいので取り付けます。

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マイナス端子(アース側)に取り付けます。カバーが割れてるのはご愛敬。カットオフターミナルのネジ分だけ高さが出てトランクフードに干渉しそうな感じですが、大丈夫でした。

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全体はこんな感じ。ネジ回してOn/Offできるか確認した後、Offしてトランクを閉めます。しまった、キーレスで施錠できない。再度トランク開けて施錠です(笑)

キーレスエントリーを付けたのに、1回トランクのカギを開ける手間があったり、ステレオが毎回リセットされたりしますが、まあ良しとしましょう。これから夏の間は暑くて乗れないですし、メンテで電装系を触るときはカンタンにカットできて便利そうです。

しかし、もうすぐこのバッテリーも寿命かもしれないです。次回死んだら交換を考えることにしましょう。

 

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